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「常磐もの」の新しい魅力を発見してもらう「恋するさかな」

「常磐もの」の新しい魅力を発見してもらう「恋するさかな」

福島県浜通りで、新たな水産業の魅力を発信するイベントが開催されます。「合同会社はまから」が主催する「恋するさかな」は、“常磐もの”と呼ばれる地元の魚介類をテーマに、地域の飲食店と連携して、その美味しさや魅力を再発見するプロジェクトです。今回は、この取り組みについて代表の、阿部峻久さんにお話を伺いました。

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あなたの事業内容は?

福島県浜通りで水揚げされる“常磐もの”魅力を発信するためのイベント「恋するさかな」の実施と、“常磐もの”を使った、新たな水産加工品の開発を進めています。
「恋するさかな」は、いわき市内の飲食店6店舗と連携し、9月20日(金)~9月28日(土)の約1週間、“常磐もの”を使った各店オリジナルメニューを食べることができるます。魚種は、“常磐もの“のヒラメとホウボウを予定しております。
また、新商品開発では、新たに「煮こごり」づくりにチャレンジします。「煮こごり」は、ゼラチン質の多い魚や肉などの煮汁が冷えてゼリー状に固まったものを言います。素材の良さを活かした商品づくりを目指します。

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始めたきっかけや想いは?

常磐沖で水揚げされた海産物は「常磐もの」と呼ばれ、震災以前は築地等で高い評価を受け、高値で取引されていたが、2011年の東日本大震災により漁港が全壊するなど、住民の生活や漁業の基盤が大きく失われ、水揚量は、震災前の20%程度となっています。
さらには処理水の海洋放出をとりまく課題等、福島の水産業において、明るい将来が描けない現状です。浜通りの文化の一つでもある漁業の衰退は、福島全体の水産事業全体の衰退につながるので、上記の課題解決につながる事業を展開していきたいと思い、本事業を始めました。

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事業と地域、どんな未来?

福島県浜通りは、震災以降、たくさんの課題が浮き彫りになりました。水産業においても、風評への克服として、“常磐もの”そのものの魅力の発信や、漁師やその技術のブランディング等、新たな技術革新等、取り組むべきことがたくさんあります。
本事業を通して、まずは、一人でも多くの人に、水産業の魅力を知ってもらい、関わり合える機会を作っていくことで、水産業の復興を目指していきたいです。

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<阿部さんから読者のみなさんへのメッセージ>
“恋するさかな”は、美味しい“常磐もの”と出会えるイベントです。また、楽しんで、味わえるをコンセプトとしておりますので、この機会に“常磐もの”を堪能してください!

「恋するさかな」イベント概要

【イベントタイトル】
恋するさかな

【開催日時】 
9月20日(金) ~ 9月28日(土)

【場所】
いわき駅前飲食店6店舗(予定) 
•La Stanza (いわき市平三町目8-2)
•Faro (いわき市平三町目8-2)
•漁夫三丁目店 (いわき市平三町目35)
•八禄 (いわき市平白銀町2-10 夜明け市場内)
•ブラッスリーRugged (いわき市平白銀町2-10 夜明け市場内)
•こけし (いわき市平白銀町2-1)

【定員】
各店舗による

【参加費】
各店舗による

【詳細情報】
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