HAMADOORI CIRCLE 2024 - Content -

隠れた食の宝庫・阿武隈高地ならではの食と酒の魅力を発信する

隠れた食の宝庫・阿武隈高地ならではの食と酒の魅力を発信する

福島県双葉郡に、地域の自然と食文化を生かした新たなプロジェクトが始まっています。その名も「あぶくま酒楽ツアー」。阿武隈高地の豊かな環境を背景に、地元の食と酒の魅力を伝えることを目指しています。今回は、この挑戦を手掛ける「テロワージュふくしま」代表の北村秀哉さんにお話を伺いました。

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あなたの事業内容は?

北は飯館村から南はいわき市まで続く阿武隈高地の自然・環境は、浜通りの太平洋に面した地域や中通りとは違い、真夏もそれほど暑くはならない「高原」の気候です。
土壌は花崗岩質で水はけのよい「まさ土」。その冷涼な気候は、甘みのある野菜やキノコを生み、清らかな水は良い米を育て美味い酒を醸しだします。いわば、「ふくしまの隠れた食の宝庫」ともいえるこの地域にスポットをあて、そこで頑張っている食や酒の生産者とともに、この地域の魅力を多くの方に知っていただくイベントの開催や情報発信をしていきます。

始めたきっかけや想いは?

私は、10年前に復興の仕事で浜通りに来ることになり、地域の方とともにチャレンジできることとして、大好きなワインをつくろうと決意。ご縁を頂いた「川内村」の方々にプロジェクトを提案、2016年よりブドウ栽培を始めました。3年前に醸造所が完成、現在、約4ヘクタールの圃場で約1万5千本のブドウを育て、約2万本のワインを製造しています(かわうちワイナリーの取締役を務めています)。ワインは料理とともに味わうことで「幸せな時間」を提供してくれます。その地域ならではの食と酒の価値を、テロワール(土地)×マリアージュ(融合)=「テロワージュ」という言葉で表現し、ふくしまの食と酒の素晴らしさを訴求する活動を5年ほど前から始めており、今回、この事業に参加させて頂きました。

事業と地域、どんな未来?

東日本大震災以降、阿武隈地域では、素晴らしい日本酒以外にも、川内村のワイン、地元産ホップに拘ったクラフトビール(田村市)など、新たな酒造りが始まっており、今秋にはクラフトジン(川内村)もここに加わります。野菜、米、キノコ、川魚(いわな)に加え、羊肉、山羊(シェーブルチーズ等)、バナメイエビ(葛尾村)や鰻(田村市)の養殖など新たな食の生産も始まっています。この機会に、豊かな自然と風土から生まれる「あぶくま」の食と酒に今一度注目して頂き、この地の食の豊かさを楽しんでもらう取り組みを本事業により進めたいと思っています。主役は、個々の食と酒の生産者、私はその繋ぎ役です。

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<北村さんから読者のみなさんへのメッセージ>
阿武隈山地のワインと地ビールをぜひこの機会にお試しください。どちらも地元産のブドウ、ホップにこだわった造りです!

「あぶくま酒楽ツアー」イベント概要

【イベントタイトル】
あぶくま酒楽ツアー

【開催日時】
日時|9/29(日)10:30 - 16:35

【場所】
貸切バスによるツアー
10:30 双葉駅集合
10:45 双葉駅発
11:45 - 13:30 ホップジャパン
14:05 - 15:20 かわうちワイナリー
16:35 いわき駅着/解散

【定員】
30名

【参加費】
4,400円(税込)

【参加申込】
参加申し込みは下記Peatixから!
https://hamadoori-circle-abukuma.peatix.com/view

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↓過去のイベント
【イベントタイトル】
かわうちワインとあぶくまの食のテロワージュを楽しむ夕べ

【開催日時】
8月24日(土)
17時半開場 18時開宴

【場所】
蕎麦酒房「天山」 (福島県双葉郡川内村上川内町分211)

【定員】
35名

【参加費】
7,000円(税込み) 当日は8,000円なし

【参加費】
入場料無料、1商品あたり1,000円

【参考情報】
「テロワージュふくしま」のページもぜひご覧ください。
https://terroage-fukushima.com/